ガンプラなどを制作している方には馴染み深いスジ彫り道具の「タガネ」
一番良いとされているのがBMCタガネですが・・・お高い、どころかコロナ以降最早手に入らないレベルとなっています。転売は1本1万くらい(笑)
そこで以前から代用品と話題の野沢製作所さんから販売されている「NS超硬タガネ片切」ではなく「NS超硬タガネTUNG片切」の0.15mmを購入してみましたので、私なりにレビューしたいと思います。
理由は単純で、TUNGは0.125mm~に対し、普通の方は0.2mm~のラインナップということ。
今まで使用してきたスジ彫りカーバイトの0.15mmと比較したいこともありこちらにしました。
比較
上が野沢製作所、下がスジ彫りカーバイトをタミヤの精密ピンバイスD-Rに付けたものです。
まずは見た目通り取り回しが全く違います。野沢製作所はBMCタガネのOEM元?ですのでBMCと同じようにかなり軽いです。
スジ彫りカーバイトは単体だと使えませんので何かに装着することになります。私の場合幅広く使用できるこちらのピンバイスにしていますので結構重いです。
次に値段ですが、野沢製作所は送料込みで1585円、カーバイトは現在Amazonで1636円+なにかのピンバイスかホルダーとなり、スジボリだけなら野沢製作所の方がお得感はあります。
使用感
おそらくこの記事を見ている方はご存じでしょうが、野沢製作所のタガネは金属用で引いて彫ることが出来ず、向こう側に押す感じで使わないといけません。
そこで押す彫り方と上下反転して引くやり方で試してみました。
左から右へ彫るやり方、このくらいの角度でやってみました。慣れてないから難しい。
右から左へ彫るやり方、もっと垂直にした方が彫れるかな。
色々彫ってグレーでスミ入れしてみました。
1.押す彫り方
2.ケガキ針→引く彫り方
3.引く彫り方
4.上下反転せず引く(彫れない)
5.スジ彫りカーバイト
結果は引く彫り方がやりやすいかなぁ、もちろん一番は慣れているカーバイトですが。
押す彫り方は慣れてないのでノーカンでお願いします。慣れるとちゃんと彫れるはず。
※そもそも道具は慣れがあるので、ずっと使ってきたスジ彫りカーバイトが一番きれいに彫れているのは当たり前です。③は⑤より汚く見えますが、使っていけば彫った結果はほぼ変わらなくなるはずです。ご了承ください。
まとめ
試してみて思いましたが、初心者の方はとりあえず入手が楽で使用もしやすいスジ彫りカーバイトが良いかなと思いました。
「スジ彫りしかやらないよ、ちょっと慣れるまで頑張るよ」という方は野沢製作所の方がコスパが良いと思います・・・が
結局ピンバイスの先に平ノミとかドリルとか付けたくなる時がすぐ来ると思うし、なによりスジ彫りカーバイトは保護ケースで落としにくい!
野沢製作所のタガネは先端保護が無いので保管がかなり怖いです、私なんかふとしたミスですぐ折りそう…
ということで個人的なオススメはスジ彫りカーバイトということになりました!0.15mm+持ち手+保護ケースから始めるのが初期費用はかかるが間違いないと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。